女性のお悩み:猫背で肩こりになりやすい理由と簡単エクササイズ!

猫背だと、なぜ肩が凝るのか。

猫背を直して、きれいな肩甲骨を取り戻すにはどうしたらいい?

をわかりやすくお伝えします!

お急ぎの方は赤い太字と黄色いマーカーの部分だけでも読んでみてくださいね♪

猫背で肩こりになりやすい理由 

猫背イメージは、まあるい背中で肩が前に向いている、いわゆる【巻き肩】という状態でしょう。

肩こりでつらい思いをされているあなたは、肩こりの原因は猫背にある、と思っていませんか?

この記事を読むと猫背は結果であり原因ではないということがわかります。

是非、お付き合いください!

肩こり全般については別の記事も参考にしてくださいね!

猫は肩こりになるか?

猫背は肩こりの代名詞のように言われますが、猫は肩こりにはなりません。

あ、猫に聞いたわけではないですが、うちの猫を見ている限りでは、肩まわりは柔らかいです。

猫背なのに、なぜでしょう。実は、人間とは決定的な違いがあります。

人は二本足で立つ。

猫は四足で立ちますよね。

猫の骨格では、前足で直接、肩甲骨を支えるため、腕にかかる重力はしっかり支えられます。

反面、人間は二本足歩行になった時点で、前足になるはずの【腕】は【おもり】のように肩からぶら下がります。なにもしていなくても、重力に対していつも腕を引き上げる力が働いているのです。

このように、肩こりになるのは猫背のせいではなく、腕を効率よく支えられない筋肉の弱さとも考えられます。

【巻き肩】と背骨の関係

前かがみでの作業などが多いと頭や肩の重心は前方にかかります。その結果【巻き肩】になります。

【巻き肩】とは文字通り、腕の付け根が前面、内側に巻いている状態です。

肩こり筋の代表とされている、僧帽筋と肩甲挙筋は肩甲骨と背骨をつなぐ筋肉ですが、腕には付着していません。

では、【巻き肩】を作る筋肉とはなんでしょう?

そのひとつが【広背筋】という、骨盤から背骨を通して肋骨と肩甲骨をとおり、最後は上腕の内側に付着する筋で、人体でもっとも広い筋肉といわれています。

【広背筋】は、骨盤や背骨とも連絡しているので、二本足で立つときも姿勢保持に使われて、横になっているとき以外は常に働いています。

頑張る【広背筋】と 疲れる【広背筋】

現代の生活では、PC作業やスマホ生活、など前かがみの姿勢が多いですね。

すると、【広背筋】はいつも引き伸ばされた状態で、姿勢を保持しなくてはいけません。

筋肉はフラットな状態が一番力を発揮しますので、伸ばされた状態で力を発揮するのは随分負担がかかるのです。

【広背筋】は、伸びたゴムのように柔軟性がなくなります。

その状態が長く続くと、【広背筋】は疲弊し、柔軟性を失って硬くなってしまいます。

猫背を作る【広背筋】をリリースしてかっこいい肩甲骨を作ろう!

【巻き肩】と弱った【広背筋】は、猫背という状態を作ります。

すると、肩甲骨は肋骨に張り付くように身体の上方と外側に固定されます。

肋骨の動きまで制限され、呼吸も浅くなり、さらに前かがみになってしまいます。

なので、逆に肋骨を動かすエクササイズで、肩甲骨を肋骨から引き離し、【広背筋】に柔軟性を取り戻すことが出来るのです。

肋骨は呼吸を助ける筋肉がたくさん集まっているところです。

意識的に、肋骨を開くようにして、ゆっくり大きな呼吸をすることで、肋骨の運動を助けます。

モデルのような格好いい背中を作ろう!

頑張って胸を張らなくても、しゅっとした背中を作るためには、【広背筋】が働きやすいように、背骨と肋骨の動きをつけるエクササイズが必要です。

当院の整体では、肋骨の動きを出して、背骨の柔軟性を上げ、肩甲骨が動きやすい状態を作ります。

そして、セルフで日々ケアすることで、良い状態を保つことが可能です!

具体的には、みぞおちの左右の肋骨の下に、親指以外の四指を引っ掛けます。

次に大きく息を吸いながら、引っ掛けた肋骨を左右に開くように誘導します。

この時、指だけで引っ張らないように、胸を開くように、両方の肩甲骨を背中であわせるようにすると、大きく息が吸えると思います。

吐く息で力を緩めます。

これを4-5回、3セット行います。

1セット毎に、腕を下ろして、自然に胸が張れているか感じましょう。

ディスクワークや重いかばんを持った後など、リセットする意識でされると効果を感じていただけると思います。

そして、習慣にすることで、肩甲骨まわりがリリースされ、肩甲骨が浮かび上がる、素敵なシルエットが手に入るでしょう!

以上、参考になれば嬉しいです。最後まで読んでくださってありがとうございました。また、他の記事でお会いしましょう! れいでした♪

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